ひとこと日記

3月1日(月)
 部屋の片付けをする。持ってきた本棚に、持ってきた本を埋める。
 本棚に空いた隙間に、捨ててきたものの多さを改めて思い知る。

3月2日(火)
 家のリビングにパソコンスペースができた。これでネット人口が二人増える。でも今んとこ活用してるのは自分だけ。というか自分の部屋にLANがひけないのでここでネットするしかない。しかもMyキーボードじゃないので日本語入力用に傍らにワープロを置きそこからフロッピー経由でメールしてるありさまだ。無線LAN切望。

3月3日(水)
 以前からお腹の調子が気になってたので病院に行ってきた。なけなしのお金が飛んでいく。が、健康に金を惜しむとろくなことがないので。銭洗弁天でゆすいだ1万円の使い道としては、まず上出来。

3月4日(木)
 実家にもどると家族、特に弟がアニメにしろマンガにしろ素敵な作品を紹介してくれる。結構それが帰郷の楽しみだったりして。
 むろん、逆も真なり。さっそくパウル・カレル著「バルバロッサ作戦」を貸してあげた。

3月5日(金)
 両親用に戦時急造したPCあまりに危なっかしいので、また一台作ってる。
 なんか実家に戻ってもやってることかわらんなあ。

3月6日(土)
 親が苦労してPC勉強してるのでじぶんも苦労を分かとうと、なれぬキーボードで今こうしてローマ字入力してるけど、イライラがつのる一方で周りの家族にまで不快が伝染しそうだからもうやめじゃ。
 ワープロで打ち込んでFD経由で取り込むほうがまだましだ。というかそうしてる。

3月7日(日)
 部屋に明かりらしい明かりもないので日の出に起きて日の入りに寝る。それだけ聞けば健康的だがやってる事といやあ相変わらず半田ごて握っての自作道。

3月8日(月)
 町医者に勧められた病院に行き胃カメラをのむ。
 胃カメラは人生3度目だが何度やっても気持ちいいものではない。そしてこれが最後というわけでもないだろう。けど、とりあえずたいした事ないと言われホっとする。ちなみに値段のほうは1万円ちょっとだった。それで健康というか安心が買えるなら安いものだと、そう思うとしよう。

3月9日(火)
 警察に行って免許の住所書き換えを済ます。
 近くに職安があるのだがそちらには寄らずゲーセンに入り浸る。
 どうも、おっくうでいけない。

3月10日(水)
 胃カメラの診断結果を持って町医者に行く。血液検査と併せて異常なしと言われた。
 ひと安心。これで就職活動に専念できる。というかやらなきゃな。

3月11日(木)
 そう言われると現金なもので、今までの腹痛がうそのようにおさまった。もらってる胃薬のせいもあるだろうが。

3月12日(金)
 雨の中、思い立って日本橋に行く。
 秋葉原なら自分の庭の如く熟知していた私であるが、この地の事は学生時代(何年前だよ!)通ったきりなのでまた1から学習じゃ。歩きまくって覚えたいので、敢えて一人で行った。
 オーディオやパソコンのパーツ等、予想以上に「何でもある!」と実感した。アキバと比べてもほとんど遜色ない。値段的にはむしろ安めだったりする。特に「デジット」には今後入り浸ることになるだろう。

3月13日(土)
 FMV−KB211。2万2千円も出して買った私の宝物。Mの文字が入力できなくなって使えなくなって、でもどうしても捨てられずに持って帰ってきたキーボード。
 駄目もとでバラしてMのキーの裏の基盤をはんだ付けやり直したらあっさり直った。
 バラしてわかったんだけど基盤を鉄板で囲ってあるわ、キータッチも安物とは明らかに違うわで、ちゃんと値段なりの作りになってることが判明。二度と買えるもんじゃないので大事に使っていこうと決意。キートップ全部外して一つずつアルコールで拭いてます。
 メカって愛情を注いだぶんだけダイレクトに反応してくれるんだよ。人間だって同じだけどね。ただタイムラグがあるから、それが誤解を生んだりするんだけど。

3月14日(日)
 友人が携帯をくれた。なんでも引き出物でもらったのがあまってたらしい。
 ともあれこれで一応ケータイユーザー。
 父もパソコン頑張って覚えてるのだから、私も頑張って覚えないと。
 頑張らないと覚えられないという時点で人生後ろ半分なわけだが。

3月15日(月)
 月曜日は就職活動の肝になる日。
 一社、面接にこぎつけた。

3月16日(火)
 高橋尚子が代表を落選した。私は正しい決定だと思う。彼女が嫌いなのではなく(とんでもない!)、やはり実際に走っていいタイムを残した人を選ぶのが筋だと思う。果報は寝て待て、では周りが納得しまい。

3月17日(水)
 会社の面接に行った。緊張はしていたが説明が進むにつれ社会人としての感覚も思い出されてきた。まだやれる、そんな気がした。でも手応えのほどはわからない。

3月18日(木)
 たかがネット上にのっけるたあいのない日記とはいえ、家族の前で打ち込むのはやはり気がひける。というわけで誰も居間にいない時にこそこそと。

3月19日(金)
 弟が私の持ち帰った楳図かずおの『わたしは真悟』をいたく気に入ってくれた。この人の本は全部読みたい、とまで。
 私も嬉しい。と思う一方、やはり兄弟だな、とも。

3月20日(土)
 数えきれないというと大げさだが、おそらく10台以上のパソコンを自作してきた。メーカー製PCの改造も含めれば20台を越えるだろう。
 我が家だけでも私の自作PCが何台も動いてる。弟用に作ったAthlon1.1GHz。家族のネット用のセレロン1GHz。そして今は使ってない予備機はセレロン900MHz。
 そして、私自身はというとK6−3/333MHzのマシンをだましだまし使ってる。そう、今この日記を書いてるマシンがそれだ。
 ネットできないからこれで充分です。ちなみにHDDは1.6ギガです。

3月21日(日)
 日曜には友人とゲームセンターに行くのが常になってしまった。といってもため込んだコインでゲームしてるだけなので1円もかからない。私がビンボーなの知ってるからいろいろ気をつかってくれる。

3月22日(月)
 ちなみに私の住んでる部屋は、以前弟夫婦が住んでいた。インテリアデザイナーみたいなことをやってた関係で部屋はこざっぱりとしてセンスのいい調度品に囲まれていた。
 そんなこともあって、できるだけ部屋は綺麗に使おうと思ってる。せっかく不要な物を身を切る思いで捨ててきたこともあるし。

3月23日(火)
 医者からもらった胃薬が底を尽いたら、途端に腹痛が始まった。
 医者の策略か。それとも「ヤクがきれた」という気持ちの問題か。

3月24日(水)
 ちなみに私の住んでる部屋には母の描いた絵が何枚、何十枚も、飾られないまま立てかけてある。弟の死後、物置きとして使っていたのだ。
 せっかくなので、満開の桜の絵を一面、目につくところに飾ってある。
 …絵の数え方、「面」であってます?

3月25日(木)
 「何もやる気がおきない」「一日中だるい」などなど。
 テレビでやってたうつ病の症状、全部私にあてはまるんですけど。
 でも病院に行く気さえおきない。
 私に抗鬱剤だけください。

3月26日(金)
 友人の家に桃の枝を切りに行った。
 といっても剪定のイロハもわからないのだが。
 帰りに、友人のお母さんがどっさり、切った桃の枝をくれた。こんなのもって帰って親になんていわれるかと思ったら、意外。母は大喜び。
 女性って本当に花が好きなんだな。いくつになっても。

3月27日(土)
 アンプの改造をする。といってもジャマなボリュームを外してむき出しの本体をケースに入れただけなのだが、音が激変。ボーカルが前に出てきた。これこそ私の求めていたものだ。なんでこうなったのかがナゾなのだが。
 奥深いシュミです。

3月28日(日)
 今日も友人ちの桃切り。
 うわ〜、毛虫、毛虫!

3月29日(月)
 実家に帰ってきたのは、無論ゲームをやるためではない。なのに毎日ゲームしてる。それもメガドラの大戦略を。
 いいかげん、過去を振り返るのはやめたいものだ。たかがゲームとはいえ。

3月30日(火)
 というわけで自分の部屋にプレステが来た。といっても弟のお古の初代のほうだが。
 それでもメガドラよりは未来に近づいたぞ。

3月31日(水)
 今日面接に行った会社は顕微鏡で虫を見る仕事だそうだ。ゴキブリとか大丈夫ですかと聞かれて「はい」と答えたものの、先日の毛虫を思い出して自分につとまるか不安になる。でも「いいえ」とは言えんだろう。


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