ひとこと日記

5月1日(土)
 何も判らず初出社。かなりの単純作業で、一日目だけで大まかな仕事の流れは判った。いきなり残業。身体的にもちょとキツい。でもそれは慣れの問題だろう。どんな仕事にせよ1年半もサボってたらしんどいのは当たり前。

5月2日(日)
 前にも言ったかもしれないが私は「私」という一人称がキライだ。昔は自分のこと「わし」とか「僕」とか言ってた。最初の会社に入ってすぐ先輩に注意されて「私」というようになった。それがクセになってプライベートでもそうなった。
 そんな自分が嫌いだ。目上の人に言われるままに自分を変えてしまった自分が。その一人称を嫌いなまま、今も使いつづけている自分が。
 新しい会社で、今も「私」と言ってる自分がいる。ただでさえ人見知りする自分が、その一人称でさらに損してる気がする。
 その先輩をうらんでるわけじゃない。少なくともうらんじゃいけないとは思ってる。そんな小さな一言に何年も何年も振り回されてる自分がいやなのだ。

5月3日(月)
 仕事してると、外から懐かしくも嬉しい音色が聞こえてきた。地車(だんじり)の囃子の笛太鼓の音。まだ春だというのに。
 近くにだんじり小屋があるのは知ってた。なんでも近々入魂式というのをやるらしい。ああ何年振りだろうこのうきうきする響きを聞くのは。ちょっとうるうるしちゃったよ。

5月4日(火)
 新しい会社になじめる自信があまりない。でもとりあえず自分なりの目標をたててみた。
・ケガしない(見たところ、危なそうな職場なので)
・仲良く(ともすれば自分の事だけ考えて仕事してしまうので)
・ミスらない(おっちょこちょいなので)
・大きな声で(ほんと、声ちっちゃいんです。子供みたいだなしかし)
 それでも「相手もみんな関西弁」というのはそれだけでもコミニュケーション的に10パーセントくらい有利だと思うので、その点ちょっと気持ちが楽。

5月10日(月)
 Winnyというソフトの開発者が逮捕されたとの事。これは自衛隊のデータが漏洩したとか企業のとか、そういう話とは根本的に質の違う話だと思う。
 ソフトを悪用する人間ではなく、ソフトを作った人間を罰するというのは、つまり根本から断ち切るという警察の意思だ。今まで互いに刀を抜きつつも間合いをはかってきた権力側と抵抗者、その一方が遂に踏み込み一太刀あびせたのだ。誰も結末を知らない戦いが始まった。
 しかしこれだけはいえる。これだけ多くの違法行為が行われているという事実の裏には、現状の著作権体系に不満を抱く人間があまりにも多いという事だ。無論私もその一人である。

5月11日(火)
 ああ自分の部屋でネットしたいよ。家人のみてる前で日記なんて書けるわけないよ。 

5月12日(水)
 今話題の年金ですが、実は私も1年ほど未納です。10年以上前の事なので今さら払えないだろうし、そもそも悪いことしてるという意識がないのだが。
 大事なのは未納議員の辞職どうこうではない。「こんな使い方されてるなら年金なんか払いたくない」と国民に思わせる制度と運用が問題なのだ。重箱の隅をつつきながらくさった食材を詰め込んでる法案こそが問題なのだ。
 ちなみに今度の給料で先月今月分の年金を払うつもりです。最初の給料はそれだけで消えそうです。

5月13日(木)
 レギュラーコーヒー500グラムが50円という特売価格だったのでつい買ってきた。開けてみたら粉でなく豆そのものが出てきた。うちにはミルの類はない。特大トンカチでぶっ叩いて飲んだ。ちょっと薄かった。

5月17日(月)
 明日の父の誕生日には酒がいいだろうと買いに行く。母の時と同じくまたしても雨。天は私の孝行心を試しているのか。ホワイトホースの12年というのを買って帰った。

5月18日(火)
 買ってきた酒の味が気になる。安売りショップで買ってきたので物は大丈夫だろうか、ひょっとして中身を入れ換えてあるのでは、などの心配は杞憂に終わった。いくら飲んでも悪酔いしない、と父はご満悦だ。
 それはいいんだが砂糖に群がるアリのように弟が飲んでいきやがる。ちびりちびりなんて可愛らしいもんじゃない、みるみるボトルの中身が減っていく。わしゃお前を喜ばすために買ったんじゃないぞ。

5月19日(水)
 弟の部屋、それは下手なゲームセンターよりも素敵な歓楽街である。そこで久しぶりにサターンの『ギレンの野望』をしていたら弟が本体ごと貸してくれた。要するに邪魔だからてめーの部屋でやりやがれって事なんだが。
 さあ、新たな地獄の始まりだ。

5月20日(木)
 そう、地獄とはまさにこれ。私にナイスなシミュレーションゲームを与えるのはネコにマタタビを与えるに等しい。
 ゲーム好きの弟も知らなかったとみえる。私が本気になると1日20時間ゲームをする男だということを。
 しかしよく出来たゲームだ。

5月21日(金)
 仕事から帰るとビール飲んで風呂ってバタン。その黄金パターンさえ破壊する魔の魅力を持つものがある。私は死んでもゲームパッドを離さないだろう。

5月22日(土)
 それでも今日はさすがにバタンキューです。もう握力がゼロです。
 あ、いやゲームでじゃなくて仕事でね。ほんとだよ。

5月23日(日)
 友人の桃の木の手入れ最終章。といっても農薬蒔いただけだが。農薬口に苦し。友人ちの畑には猫がいていつのまにかちっちゃな子猫も増えていた。三毛と黒。骨までしゃぶりつきたくなるくらいかわいかった。それと畑の隣家の柴犬もかわいい。こっちは撫でてやると尻尾を振りながら「うー」と吠える。
 お礼にとエビスビール黒生2ダースもらった。まったく申し訳ない。ありがたくいただきます。父と弟にぶんどられるのは目に見えているのだが。

5月24日(月)
 リセットはしない。それがゲーマーの誇り。それが戦略シミュレーションマスターの誓い。
 だが、誓いは常に破られるためにある。
 俺が悪いんじゃない、みんなマ・クベが悪いんだ。

5月25日(火)
 給料をもらった。予想より多い額。とはいえ4月分の年金を払って(!)家に多少の金を入れたら待望の無線LANが導入できるかどうか、まあ微妙な線です。

5月26日(水)
 夕方、母に給料の一部を渡した。彼女はすぐに身支度整えてスーパーにでかけていった。やけに帰りが遅いと思ったらどっさり買って帰ってきた。
 …よく考えたら今日の昼御飯、みそ汁と漬物だけだったな。
 そうか。ひょっとして、うちは貧乏なんだ。

5月27日(木)
 両親は庭に生えたどくだみをせっせとひっこぬいて干していた。
 今日はそれをわさわさと刻んでどくだみ茶を作ってる。
 …間違いない。我が家は貧乏だ。

(同深夜)
 ベルファスト占領。(56ターン)。残りあと2つ。それが大変なのだが。
 58ターン初頭にソーラレイ発射さる。

5月29日(土)
 憂鬱な土曜日。というのはこの日はきまって出向で。自分の仕事場じゃないと落ち着かないんだ。
 港が見下ろせるビルでお弁当をつつくのは快感ではあるのだが。

5月30日(日)
 僕の部屋はプレハブだから、晴れた日にゃそりゃ暑いさ。
 けど『ギレン』さえやってればそれさえ気にならないぞ。


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