ひとこと日記

12月3日(土)
 会社やめた。

12月4日(日)
 今まで知らなかったのが恥ずかしいが「リエーカ」という電気自動車が無茶苦茶かっこいい。ぜひ量産化して。ついでにプラモ化も。せめて「グランツー」で走れないかな。

12月5日(月)
 やらなきゃいかん事とやりたい事はなかなか一致しない。今やりたいのはフライトシミュレータ(MSFS)2004。だけど失業者に1万円の出費は痛い。だけで済めばいいけどそうなりゃそこそこのビデオカードも欲しくなる。ああ悩む。悩みながら明日は日本橋かな。

12月6日(火)
 ああ、仕事やめたのは、忙しすぎたから。その原因が会社の段取りの悪さにあったから。
 無論どこの会社でも大同小異。人間関係は悪くなかったのでまだ頑張れたかもしれないが、前の会社で5年我慢して何も得るところなかったので、辞めたい気持ちに素直になろうと思っただけのこと。

12月12日(月)
 小学生、それも女の子をターゲットにした殺人事件ばかりこうもたて続けに起こると、もはや偶然とは思えない。ネット上にあふれる幼女を性の対象にしたサイトが、事実上野放しにされている実態。それと無関係とはもはや思えない。
 こんな私が言うんだから間違いない。

12月13日(火)
 遂に意を決して、というか矢もたてもたまらずMSFS2004を買いに日本橋直行。ついでにグラボ(RADEON9600)とメモリ(DDR512M)も購入。勢いにまかせHDD外付け用ケース、食玩、エロゲ(おい)までも。失業者にしては豪快な散財。さあ、飛ぶぞ!

12月14日(水)
 MSFSは凄い。いろんな意味で。画面が綺麗だ。飛んでて楽しい。
 不満もある。不満というより欲望が。例えば「自分の地元をリアルな景色で飛びたい」「自分の好きなこの飛行機で」。
 それに対する答えもこのソフトは持っている。サードパーティーから出ている追加ソフトや、多くのファンが作ったネットでダウンロードできる景色(シーナリー)や機体の数々。そしてオリジナルのシーナリーや機体を作るソフトまでも。そしてその多くは無償だ。
 そういったなにもかもを含めて、MSFSは凄い。「アドバンスド大戦略」のような一生もんのソフトだ。これは麻薬だ。

12月15日(木)
 そんなわけで一日中ダウンロードしてる。飯を食ってる時もマシンは黙々とデータを取り込んでいる。昨日は中国、今日は南米、明日は… 次々と我が掌中に堕ちていく国々。気分は世界征服。
 ああ、麻薬だ。

12月16日(金)
 MSFSに夢中で言い忘れていた。12日に発売された「大和」がらみの食玩は非常に出来がいい。
 駆逐艦(1/700スケール)は400円とは到底思えぬ出来でボリュームもある。しかし心底凄いと思うのは1/144の高角砲。通常この値段ではありえない。マニア垂涎ものだ。絶対ゲットしたかったので食玩専門店で指名買いした。機銃もマニア好みで実によい。同スケールの艦載機を買って空母飛行甲板を自作… などと夢広がる。

12月19日(月)
 元々パソコンいじりが大好きな私が「MSFS」などという重量級3Dゲームにはまったから、さあ大変。マシンの性能を限界まで絞り出す、格好の理由ができたのだ。外して、つけて、それベンチマーク。楽しくて仕方ない。でも静音第一。

12月20日(火)
 通勤でやっと慣れた車の運転をまた忘れたくないので、週に一度くらいは理由を作ってハンドルを握るようにしてる。

12月21日(水)
 流行り物が嫌いな私は当然のように「韓流」にも背を向けてきたわけだが、そんな私が「チャングムの誓い」を見てる。あれだけ丁寧な作りのドラマは近年見たことない。一人ひとりの登場人物の心の裏側まで描くような凝った作りに、日本の往年の名作「キャンディ・キャンディ」がかさなってみえる。韓国はおそらく、研究してる。

12月22日(木)
 PCの「水冷化」に憧れる私だが、最近は水どころか「液体金属」を使った冷却パーツが発売されたらしい。もはや原子炉並みだ。アルミ製クーラーと組み合わせるとアルミを腐食させちまうとか、そのデンジャラスさがますますそそる。
 この新素材で旧ソ連のアルファ級原潜を復活… などと思うのは私だけ!?

12月23日(金)
 友人の持ってきたマシンを直してる。MMX200搭載という粗大ゴミなんかどないせいっちゅうねん… いや待てよ、この素晴らしい省エネぶりはどうだ。そしてシーラスロジックの描画の美しさ。まだ、いけるぞ。

12月24日(土)
 もう夜中の11時だというのに、母は夜更かししてる。私と一緒にテレビに見いられてる。チャングムだ。みんなチャングムが悪い。

12月25日(日)
 もう何度目だろう、友人のエンコードマシンを買いに日本橋に行くのは。
 そして今日も手ぶらで帰った。悪いのは私だ。私のせいだ。
 「エンコードにはペン4」。わかってる。理性では。でも許せない、気持ちが。あんな大食いで発熱大王でエンコード「しか」できないCPUを買うなんて。私の理不尽な怒りのオーラが彼の購買意欲を萎えさせる。
 いっそペン4、アスロン、どっちでも差せるよなマザボはないだろうか。

12月26日(月)
 「チャングム」ますます佳境。韓国のクリエイターのポテンシャルに心底私は恐れ入っている。そしてぜひ見たいドラマがある。
 李舜臣(イ・スンシン)。豊臣秀吉の朝鮮出兵の際、朝鮮の水軍を率いて圧倒的な数の敵に立ち向かった救国の英雄である。このスケールで、できればこのスタッフで、是非!
 …と思ってたら、本当にあったのね『不滅のイ・スンシン』ていうドラマ。見たい!

12月27日(火)
 パソコンいじりに疲れた。いじるといっても廃棄してもおかしくないくらいの旧部品ばかり。この時間分働いてその金で最新のパソコンを買った方がなんぼかいい。

12月28日(水)
 韓国ドラマが『キャンディ・キャンディ』の影響を受けてるって事は周知の事実だったんだね。自分の無知が恥ずかしい。
 中には「パクリ」だなどと悪くとらえる人もいるみたいだが、成長期の国が先進国を見習うのは世の常。かつて日本の映画がそうだったように。
 私が『チャングム』に『キャンディ』の影を見たのは恋人たちのすれ違いだとか愛憎渦巻く人間関係だとかそういう上っ面の部分だけではない。多くの登場人物の一人ひとりを血肉の通った人間として描いている事だ。それぞれの欲望、苦しみ、憎しみ、愛。それを丹念に描くことで気持ちと気持ちのぶつかりに説得力が生まれる。役ではなく人を描く。これこそ『キャンディ』の魅力の本質であり、色あせない美質だ。それを見極め、はき違える事なく受け継ぎ、さらに大人のドラマとして熟成を深めたのだ。翻って母国日本で『キャンディ』の意志を受け継ぐドラマが果たしてあるのか。「安っぽい」「お涙頂戴」な反面教師として日本のクリエイター達はこの名作を軽んじてきた。
 この古くて新鮮なドラマの種火を脈々と守り育ててきた隣国に、感謝こそすれ軽蔑する理由などない。

12月29日(木)
 『チャングム』終わった。あ〜おもしろかった。
 で、当然のように韓国/朝鮮に興味出てきたのだが、ことこの件に関してネットは全く役立たず。韓国に好意的な者、嫌う者、どちらもあまりに感情的で冷静な記述というものがほとんどない。あってもそれが真実かどうか確かめる事も困難。日本に近すぎるが故に過去の因縁や利害関係がありすぎる。まさに「近くて遠い国」。

12月30日(金)
 『チャングム』登場人物の似顔絵を描いたら母にほめてもらった。

12月31日(土)
 NHK、自己宣伝多すぎ。もはや紅白で50%とれる時代じゃないし、とる必要もないと、いい加減気づいてくれ。


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