ひとこと日記
 

10月2日(火)
 よくやったと思う。原カントクも選手たちも。
 でも「巨人優勝」の記事は見たくもない。自分は根っからのアンチなんだと再確認。

10月3日(水)
 血を吸いにきて腕に止まった蚊を叩いたら吸われた血がにじんだ。吸われた跡がかゆくふくれてきた。
 蚊は目的を果たせず死に、血の跡とかゆさだけが残った。勝者のない虚しい戦いだ。

10月6日(土)
 早起きは腹痛の元。

10月7日(日)
 F1をTVで観戦。CM中チャンネル回してたらノリックの訃報にでくわした。モトGPの解説で元気にTVにでてたのはつい最近のことなのに。
 ハミルトンのリタイアで最終戦に向けて最高の舞台は揃ったが、素直に喜べなかった。言葉にならない重い気持ちが胸の底に沈んでつかえたみたいで。

10月12日(金)
 軍ヲタという点で親しみを覚えてた石破防衛相だが… この人、ただのウソつきだ。

10月13日(土)
 密かに期待していたセ・リーグクライマックスシリーズ、1回裏で勝負は決まった。中日の攻めは応援歌そのまんま。思わず「いいぞ頑張れドラゴンズ!」と口ずさみそうになった。

10月14日(日)
 燃えるF1最終戦まで一週間、それまで阪神に盛り上げてて欲しかった。その希望も虚しく費えた。なんか実力が違うってかんじ。

10月15日(月)
 「勧進帳」は歌舞伎の演目の中で最も完成度の高い部類だと思うが、オペラ座公演を見ているとどうにも歯がゆく感じた。例の山伏問答の部分だ。テンポを優先させるべきかセリフをきっちり伝えるべきか。私はセリフ優先だと思うがそれだと相対的にテンポを遅くしないといけない。それで客の興味を(しかも外人さんの)引きつけておけるのか、どうにもこうにも難しい。余談だがこの演目の義経はどこが見どころなのか私にはさっぱりわからない。まだまだ奥が深そうだ歌舞伎。

10月17日(水)
 何を思ってかユーチューブでタイガー・ジェット・シンを見てる。この人すごいね。リングアナに「悪の権化」呼ばわりされてた。「悪の権化」なんて言葉を聞いたのはダースベイダー以来だ。何事も究めるという事は素晴らしいと思った。馬之助と一緒に観客から紙コップ投げられてる姿は神々しくさえ見えた。
 子供の頃からプロレスは大っキライだったのだが、全盛期に少年期を過ごした自分はずいぶんもったいないことしてたのだと思った。

10月18日(木)
 つい最近まで知らなかったが日本はいつのまにかヘリ空母を保有してたんだね。さらに言われるまで気づかなかったが「ひゅうが」って旧国名じゃないか。帝国海軍の命名基準では戦艦につけられるべき重い名だ。「なし崩し」という言葉が頭をよぎった。
 そのいっぽう、約1,000億という建造費は正直安いと思った。現場の部隊にとってはイージス艦などよりよほど役にたつフネだと思う。旧来のDDHは傍目にも中途半端だったもの。うん、やっぱり安いよ1,000億は。
 …自分は好戦派なのか反戦派なのか、時々自分でもさっぱりわからなくなる。

10月20日(土)
 今しがた『ヒトラー最後の12日間』という映画を見終えたところだ。
 非常にまじめな作りの映画だった。だけでなく金もかかっていて終始見飽きることはなかった。地味なタイトルながら以前から気にはなっていたが、見てよかった。自国の恥辱であるナチズム、忘れたい過去を赤裸々に描ききった制作者には畏敬の念を抱く。
 こういう良作を見るにつけ思うのが、日本にはこうしたジャンルの秀作が皆無に近いということだ。反戦への思いはあっても映画としての力量が足りないもの、真摯さが足りないもの、娯楽作品になびいてしまったもの… 自国の歴史を描く時に足りない冷静な視線は、事実を知ることで補うべきこと。徹底的に調べること。それをこの映画は教えてくれた気がする。
 それにしてもシュペーアかっちょえ〜っ! ちょっと美化しすぎでは?

10月21日(日)
 またPC自作熱が沸いてきた。原因はペンティアムDC。もうインテルで組むことはないと情報を断ってた間にこんなおいしい石が出てたとは。デュアルコアで実買1万を切っている。性能も消費電力もアスロンX2のローエンドといい勝負だが今の私ならインテルを選ぶ。原因はチップセット。もっと言うとサウスブリッジ。はっきり言うとNCQ。
 以前アスロン64で組んだ時にNCQを初体験した。次に組む時はNCQなしではありえない。ところがAMD陣営でNCQを使えるマザーがなかなかない。以前組んだマザーに乗ってたVT8251はまさに貴重なNCQが使えるサウスだったが、そのチップが乗ってるマザーが皆無に等しい。このほんの僅差な理由で次はインテルで組むことになるだろう。次と言っても今年中にやれるかどうかだが。
 にしてもNCQの存在はあまりに地味だ。いったいどのチップセットでNCQが使えるか、そんな簡単な事さえなかなかわからない。SATA2 = NCQ かどうかもうろ覚えなので。

10月22日(月)
 F1最終戦。アナウンサーも言ってた通り歴史に残る壮絶な一戦だった。神か悪魔がこしらえたとしか思えない脚本をなぞるかのように3人の主役たちがそれぞれに見せ場を作り最高に盛り上げてくれた。それを彩る脇役たちも見事。順位がひとつ入れ代わるたびにチャンピオンの行方が左右する。クビサがアロンソを抜いたといっては狂喜し、そのクビサを押さえ込むニコに心でブーイング。中嶋は暴れるわ、バリチェロは煙幕張るわ、どれだけ盛り上げれば気が済むんだお前たちは! 最後の数周は文字通り息を呑んで見守るばかりだった。とにかく素晴らしい試合だった。大満足! そして、おめでとうライコネン!!
 そしてマッサにはつつしんでアカデミー助演男優賞をさしあげたい。

10月27日(土)
 さっきから数時間、一匹の蚊が部屋をうろついてるのだが一向に刺しに来ない。好奇心旺盛なのか部屋を巡ってる。
 蚊にも蚊の事情があるって事か。

10月28日(日)
 フロントウイングの『タイムリープ』体験版をちょっと動かしてみたのだけど、久しぶりにPCのソフトでゾクゾクきた。これはすごいものができそうだ。このメーカー、一気にトップブランドに躍り出るかもしれないね。
 くどいけど、このスペックで『ジブリール』作ってほしかったぞ。


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