ひとこと日記
 

1月2日(土)
 あけましておめでとうございます。

 年末に録ったNHKの番組から歌舞伎の顔見世の「封印切」をみてるのだが、おえんを演じてるのが玉三郎なので笑ってしまった。おえんが梅川よりべっぴんだといろいろやりづらいだろーが。
 しかし玉三郎、関西弁うまいな。

1月5日(火)
 去年組んだPC(AthlonII X2 240搭載)には非常に満足している。唯一の不満は「不満がない」ってこと。組む理由がないと組めない。それでも組みたい。今は友人がボーナスで買ったCore i7の話を指をくわえて聞いている。
 自分は静音最重視なのでi7は眼中にないが、今年もいろいろ出そうだ。
 グラボ内蔵i5/i3は性能と発熱が微妙すぎて興味がない。あれなら今のマシンで十分。AMD Fusionはめちゃくちゃ期待できるが、まだ遠い。
 むしろ年末に出たATOMの新型、特にD510に惹かれる。省電力で安価でデュアルコア。あれでDVI出力ができればサブマシンとして真剣に考えるのだが。

1月10日(日)
 風邪をひき、この一週間、仕事以外はほとんど外出せず家にこもっていた。
 久しぶりに「フライトシミュレータ2004」をインストールしてみた。AthlonII X2 240と780Gはオンボードのグラボというハンディーをものともせず、以前より快適にプレイできた。
 飛んだのは韓国南岸。こないだ読んだイ・スンシンの小説の足跡をたどってみた。こりゃすごい、まるで瀬戸内海だ。詳しい地図もない時代で、この地の利(海の利)は圧倒的だろう。朝鮮水軍の強かった理由の一端がわかった。地図で見るだけじゃわからないものが、シミュレータで飛ぶだけで見えてくることがある。いいソフトだ。も少し海岸線がリアルならもっと頻繁に飛ぶのだが。

1月11日(月)
 この10年間、何度となく急性アルコール中毒と思える状況に見舞われている。
 それが起こるのはいつもきまってる。自室で一人で飲んだ時だ。飲む量もきまって缶ビール(350ml)一本。
 夜中、苦しくて目が覚める。「ああ、また来た」と思う。トイレに行きたい。おしっこがしたいとかではなく、とにかく身体からアルコールを出したいのだ。しかし立ち上がったが最後、地獄が待っている。それがわかってるからなんとか寝たままやりすごそうとする。が、できない。体中がアルコールを出したがっている。吐き気はあるが出ない。無駄とわかっていても唾を吐き出す。とにかくなんでもいいから身体の中のものを出したいのだ。しかしどうにもならない。結局私は立ち上がる。
 その瞬間、猛烈な苦しみがやってくる。腹痛、その他、恐ろしい感覚が体中を襲う。トイレに急ぎたい。でも立ち上がっていられない。トイレまでが果てし無く遠い。なんとかトイレにたどり着く頃には顔は青ざめ、体中から脂汗が吹き出している。その汗からわずかながらアルコールが排出されているのを実感してほんの少し楽になる。でもトイレに行ったことで体力は半減している。
 トイレに行っても安楽は訪れない。排出したいのに何もでない。腹に力を込めることさえできない。私は悪態をつくかのように、また唾を吐く。もうどこからでもいいからアルコールに出ていってほしい。耳から血が吹き出してもいいと真剣に思う。体力がなくなる。横になりたい。
 結局成果のないまま私は布団までの長い道のりを引き返す。横になりいくぶん体力が回復すると便意が襲ってくる。やむなくまたトイレに戻る。あとはこの繰り返しだ。こんな状況だから時間の経過はわからないけれどおそらく小一時間くらいそんなあがきを繰り返し、少量の便と大量の汗をかいて、ようやく容体が落ち着き、私は冷えきった身体で布団にもぐり込む。
 本当に体力がなくなって布団まで戻れず、トイレの隣の風呂場に横たわってうんうんうなり唾をはきながら腕を縮こめて震えていたことも何度かある。もうトイレまで行けない、ここで排便したいとまで思う。このまま身体を丸めた格好で、自分は朝になったら風呂場のタイルの上で冷たくなってるんじゃないかと思ったりもする。
 大体年に一回そんなことがある。肝臓が悪いと考えるのが普通だろう。なのに医者はなんともないというのだ。
 しかし不思議なのだ。つきあいの悪い自分でも年に数回は飲みに行く。その時は酒量の少ない自分でも缶ビール1本なんてことはなくおそらく2、3本分、それに好きな日本酒もチャンポンで飲んだりもする。それでも、一人で飲んだあとのあの悪夢のような経験はまだ一度もない。せいぜい気分が悪くなってトイレに行くくらいなもので、帰りも誰かのやっかいになるようなこともない。

 この差はなぜ起こるのだろう。ずっと不思議に思ってきた。

 それは精神的なものなんだろう。一人で飲むと酔いが回りやすいのだろう。漠然とそう思ってきた。でも、こないだ痛い目にあってから、ひょっとしたら違う理由じゃないかと思えてきた。
 ひとりで飲む時は缶ビール1本と言ったが、正確には自分が家で飲むのはたいていビールではなく、発泡酒や「第三のビール」だ。喉が渇いている時はビールの種類なんて気にしないから。でもふと思った。自分がのたうちまわるような目にあったとき飲んでいたのは、ひょっとしたら常に発泡酒や第三のビールなのかもしれない。いっぽう飲み会では発泡酒や第三のビールを飲むことはないのだ。
 年末に飲んだ銘柄は覚えている。サントリーの「金麦」だ。これが自分の身体に合わなかった可能性は大いにある。
 不幸にもまた「悪夢の日」が来たら、その時飲んだ酒の銘柄を覚えておこう。そしてそれらの中に共通して入っている成分を調べよう。でもそれ以前に、もう怖くてビールしか飲めなくなる気がする。
 私以外にこんな症状に苦しむ人はいないのだろうか。

1月12日(火)
 魁皇がとうとう新記録を作ったか。
 千代大海よ。あんたの師匠の記録が破られるのを、なんで阻止してくれなかったんだ。やってくれたら惚れたのに!

1月13日(水)
 注文してた「RHAPSODY NAKED」が届いた。封を切る間ももどかしくPCがビットを取り込み、そして数分後、ようやく念願の名演が、耳になじんだあのメロディーが流れてくる。非力なアンプが悲鳴をあげ、いかつい顔のアルテックのスピーカーが歪んだ音を絞り出す。俺は容赦せずなおもボリュームを上げる。至福のひととき。
 レコード時代のアルバムのCD化にはロクなのがないがこれは全く違う。作った人のRCへの愛が伝わってくる。LPでは省略されてたMCも入ってるんだけど、「TVにも出たんだぜ」などとのたまう初々しいキヨシロー様がとってもラブリー。やっぱ買え。

1月14日(木)
 ずっと「フライトシミュレータでグーグルアースを飛べたらいいなあ」と思ってたけど、そんなソフトが本当にあったんだね。「TileProxy」というフリーソフトで、私の持ってる2004版にも対応してる。悪戦苦闘しつつインストールしてみた。
 現在はグーグルアースそのものは利用できず(同等のサービスを利用)、残念ながら日本上空でのメリットは少ない。シカゴ上空を飛んでみたが、確かにこれは素晴らしい。飛ぶ機会が増えそうだ。
 グーグル上空を飛べたらもっといいのに。そして海岸線がリアルなら… 欲望は尽きないけどね。

1月15日(金)
 年末にNHKで特集してた「日本と朝鮮半島2000年」という歴史番組が非常に面白かった。今まで腫れ物のようにして触れられなかった隣国の歴史が分かった。というかこんな基本的なことも今まで知らなかったのかと再認識した。
 ネットでの情報は感情論が多すぎて読むに耐えない。事実が知りたい。せめて事実を知るきっかけがほしい。NHKのこの番組はその助けになってくれる。早く続きが見たい。明治以降のクリティカルな部分に踏み込んでいくのは大変だとは思うが、それがマスコミの使命だと思うし、なぜ今までこの手の番組がなかったのかと遅すぎる気もする。

1月16日(土)
 いいなあ「RHAPSODY NAKED」。素晴らしいアルバムだ。そして今頃になってようやく、キヨシローというかけがえのないバンドマンがもうこの世にいないってことを実感してる。
 今朝もそっと名曲「指輪をはめたい」を口ずさんでた。よく考えたら人前で歌うとヤバい曲だけど。

1月19日(火)
 たかがブログの文章でも日によって出来、不出来がある。夕べは駄目だった。話がまとまらず、どこで段落を分けたらいいかとか、どこを前にもってきてどれを後ろにもってくるとか、そんなことで2時間もかかった。
 駄目な日もある。だからこそ続けることが大事だ。続けてれば、うまく書ける日もある。

1月20日(水)
 政権交代後は政治のニュースを見るのが楽しみだった。何かが変わる、何かを変えてくれそうなワクワク感があった。だが最近はうっとうしくて仕方ない。また以前と同じだ。特に相手の足を引っ張るしか能のない自民党にはうんざりだ。
 国会の野次合戦にもうんざり。
 いくら成人式で二十歳の駄々こねをいさめたところで、大人それも日本を背負ってたつ人たちがあんな姿を見せては示しがつくまい。
 そこで提案なのだが、国会での野次の類も全部議事録におさめたうえで天皇に献上し、下品な議員の品定めをしてもらいブラックリストに載った者どもを勅命で排除してもらうというのはどうだろうか? 少なくとも胸のすく事態にはなるだろう。

1月23日(土)
 はじめて電動歯ブラシを買った。「デンターシステマ・音波アシストブラシ」とかいうやつ。
 本格的なものではなく2000円もしない廉価版だし電池式なのでパワーが足りないらしいが、これで十分だろう。従来の歯ブラシの感覚で使えてとっても快適。歯磨きが楽しくなる。
 もっと早く買うべきだった。こうなるとエネループの単4も必要だな。

1月28日(木)
 コーヒーメーカーが壊れて久しいのでそろそろ買わなきゃと思ってると量販店のチラシに2980円のエスプレッソメーカー発見。早速車を飛ばして買ってきた。
 SWIFT STK-184というこの商品、前もってネットで調べたら評判は悪くなかったものの臭いが気になるという意見が多かった。その評価通りの商品だった。それでもカフェインへの憧れは臭いのデメリットを上回った。この数週間体調が優れなかったのはカフェイン足りなかったからかも。そう思えるほど今日は快適だった。やっぱりわし、コーヒーなしじゃ生きていけない。

1月29日(金)
図書館に行こうと思ったが、我が町の図書館は休みばかり。無駄足はごめんなのでネットで調べたら、先月(09年12月)の休館日しか載ってない。
 ちなみにその月の休館日は(年末休暇があるとはいえ)計13日間。
 ここの職員、月にいくらくらいもらってるんだろうな。


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