ひとこと日記
 

2月2日(火)
 我が家に光が来た。
 工事は2時間半もかかった。で、速度のほうだが…
 せっかく光で繋いでも無線LANがいまどき11bですありがとうございます状態。それでも実測で1.5Mから3M(bps)に倍増はしたが。
 唯一有線で繋がってる弟のPCでも調べてみたが、こちらはOSがいまどきWin2000なのであけましておめでとう今年もよろしく状態。
 真の速度を堪能できるのは新たなルーターが届く週末になりそうだ。

2月3日(水)
 BSで『刑事コロンボ』をやってる。今日は傑作のひとつ「二枚のドガの絵」。これのラストのどんでん返しは何度見ても素晴らしい。これを最高傑作に挙げる人が多いのもわかる。
 『コロンボ』はミステリーとしてもドラマとしても優秀だ。そしてドラマという視点から『コロンボ』を楽しむ私にとっては、最高の一作はやはり「別れのワイン」。ミステリーとしては穴もあろうが、登場人物の人間性を豊かに描いた極上の大人のドラマだ。次点は「忘れられたスター」で決まり。
 「別れのワイン」は数年おきに見る機会があるけど、「忘れられたスター」は20年以上見ていないな。大人になった今改めて見たら泣いちゃうかも。

2月4日(木)
 プロバイダの変更に絡んでいろんなことがあった。
 私のパソコンは無線LAN経由だが11bなのでスピードは微々たるもの。それ以前に繋がらないことが多かった。それが光にしただけでスピードが1.5Mから3Mに倍増。そして電波強度が上がり通信が切れなくなった。
 スピードが上がるのは当然として、なぜ電波強度が上がるのか? 換えた機器はモデムだけなのに。
 推論だが、今まで使ってたモデムが無線LANの電波を妨害してたのではないだろうか?
 このモデムは最初から嫌いだった。やたらデカくてデザインも最悪、高輝度なLEDがビカビカ光って若者のデコ車のごとく下品このうえない。しかし最悪なのは、たかがモデムのくせにやたらと発熱してたことだ。これだけ熱も出してりゃ電波も出すだろう。
 こんなものを毎月レンタル料を払って使い続けなきゃいけないのが理不尽でならなかった。これを送り返せる日が来たと思うとせいせいする。

 光ネットの実際のスピードを確認してから、見合ったブロードバンドルーターを買い換えるつもりでいた。しかし計測がままならない。自分のPCは無線LAN経由だし、唯一有線で繋がってる弟のPCはいまだにOSが2000で光のポテンシャルなど引き出せない。
(OSを換えろって? 毎日口を酸っぱくして言ってるさ。誰か私に代わって弟を説得してくれい)

 やむなく見切り発車でBUFFALOのWHR-HP-GN(の子機付きのほう)を買った。最大速度は150M止まりながら子機付きで7000円強と安かったので。親のPC用にもひとつ子機(BUFFALO WLI-UC-GN)を買った。
 新しいルーターは格段に使い勝手が上がっていた。光ネットにする前から買い換えておけばよかったと思えるほどだ。
 親のPC用に買い足した子機も、完璧に仕事をこなした。親機から近いので一番性能の低い安いやつ(実買1500円)にしたのだが、それでも電波強度はMAX、通信速度は65M、実際のネット速度も計測で30M弱ということなし。
 但し、私のほうは残念な結果。ルーターについてた子機を繋げたのだが、アンテナは1、2本、速度も40Mあるかないか、そして実際のネット速度はよくて14、5M。しかも不安定だ。繋がらなくなることはないので以前よりはずっとよくなったが、もっと電波の届く機種を選ぶべきだったと反省している。

2月10日(水)
 日曜に犬が血尿を出した。次の日には戻ったが、徐々に病魔と抗生物質の副作用が彼を蝕んでいる。
 そういう私も養命酒で一時期よくなった腹の鈍痛がまたぶり返してきた。
 犬と私、いつまで一緒に遊べるのだろう。

2月14日(日)
 母が実家に戻った(父に愛想を尽かしたわけではない)。
 せっかくだからその間、夕食の一品でも作ろうかと古本屋に料理本を買いに行った。

 独り暮らしを始めた時、最初に買った本は料理の本だった。
 それから15年、その本はいつも台所にあった。私のレパートリーはその本の中身そのものだった。
 ひととおり頭の中に入ってても、たまに思い出したようにページを開いた。そのたび親切な本は私になにかしら新しい発見を教えてくれた。
 レパートリーを増やそうと何冊か別な本を買ったりもしたけれど、最初に買ったそっけない表紙のあの本にかなう一冊はみつけられなかった。

 ボロボロに汚れたその本は、私が実家に帰るときに捨てた。もう使うことはないだろうと。
 引っ越しの時なにもかも思い切って捨てた。そのことに悔いはない。けどあの本を捨ててしまったことは悔やんでも悔やみきれない。
 あれから古本屋で何度探してもあの本はみつからない。あの幻のレシピさえあれば、こんなとき力になれるのに。

 今日もやっぱりあの本はなかった。それでも今度ばかりは必要にかられて一冊買ってきた。古くさい、なんの飾り気もない、どこか探してるあの本に似た一冊を100円で買ってきた。家に帰ってパラパラとめくってみた。
 やっぱり、あの本が欲しい。
 名前も、出版社も知らないあの本を、私はこれからも探し続けるだろう。

2月16日(火)
 買ってきた料理本を使っていよいよ肉じゃがを作る。
 全ての材料が揃ったことを確認して、いざ調理開始。さてじゃがいもの量はと…
「じゃがいも 500g」
 えと、私は料理したいんですけど。化学の実験じゃないんですけど。「中2、3個」とか、そういう書き方していただけないのでしょうか。それとも料理の都度計量しろと?
 適当に、じゃがいも6個使ってやってみた。不安感が増すなか料理はそれなりに順調に進み… そしてじゃがいもてんこ盛りの「何かが」完成。
 だめだぁ。この本じゃだめだ。私にはあの本じゃないとだめなんだぁ!
 しかし本の名前をどうしても思い出せないのです。
 誰かあの幻のレシピを探し出してくれないでしょうか…

2月17日(水)
 オリンピックやってますね。もちろん人並に見ています。
 冬季の種目で好きなのはカーリングと、なんといっても女子フィギュア。なんだけど、実は熱心には見ていない。トリノでの荒川静香の金メダルの時でさえ、「ほう、取ったか」というくらいの感心しかなかった。
 私の脳裏には92年アルベールビルでの伊藤みどりの演技が焼きついて離れない。あれはどんな金より値打ちのある銀メダルだった。フィギュアで、いやオリンピックであれを超える感動を与えてくれる人はいるだろうか。もしいるとしたら4年後の浅田真央だろうか。でなければもう誰にも無理かもしれない。

2月23日(火)
 ネットを光にしたことで旧プロバイダを解約した。
 モデム返却用のダンボールが届くのを待ってたら、来たのはそっけない封書のみ。
「モデムが送られてきたときの箱に入れてください」
 そんなもん、あるわけないだろ。
「ご返却の費用はお客さまのご負担となります」
 なめとんのか。

 そんな理不尽なことがあるかと思ったが、ネットで調べるとそういうプロバイダは多いみたいだ。その前のプロバイダが親切だっただけか、それとも不況の影響か。
 送料に1000円近く払うのはバカらしいので、郵便局でエクスパック500というのを買ってきて無理やり詰め込んだ。
(郵便局の人にモデムを送る旨を伝えたが、特にダメとは言われなかった)
 ただし「小包ではない」ということで、同封されてきた貼付用シールが使えなかった。あとで受け取り拒否とかされないかなあ。されたら盛大にゴネてやる。ささいなことのために最後の最後でこのプロバイダの印象が悪くなった。

2月24日(水)
 浅田真央の出番は午後1時すぎとNHKのアナウンサーが言うから、安心して自室に戻り時間になってリビングに帰ったら浅田もキムヨナも終わってた。ヒ〜ッ!


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