ひとこと日記
 

 最近ご無沙汰のひとこと日記。
 最近はブログで満足してるから。
 時代はtwitterに移ってるというのにね。

5月10日(月)
 土曜日にハードオフでジャンクのFMチューナーを買ってきた。そう、専用のチューナー。だって欲しかったんやもん。
 以前友人にもらったものがあったけど父に取られてリビングに置かれ、もうひとつ買ってきたのも父の寝室用に取られ、それでもNHKのクラシック聴きたさにこうして三台目。
 ジャンクで500円ながら予想通り何もしなくてもちゃんと動いた。しかしFMチューナーなんてどれも同じと思ってたけどこいつの音はイマイチに思える。さいわい、ただのチューナーのくせしてPC自作機かと言いたくなるほど大きなガタイをしてるので改造はしやすそう。久々にコンデンサ交換でもしてお茶を濁すか。

同日・夕刻
 F1見ました。
 ウェーバーおめでとう! もうベッテルの蔭に隠れて終わりなのかと思ってたから嬉しかった!
 アロンソもおめでとう。地元で表彰台なのに二十代とは思えない落ち着きぶりに感慨深し。4位入賞の元王者の方がよほど子供みたいにはしゃいでたね。
 カムイも完走おめでとう。無論これで満足するような男じゃないことは知ってるけど、まずはおめでとう。
 そしてアンラッキーだったハミルトンはお気の毒さま。でも正直に言おう。リタイアした瞬間「やったぁ!」と思ったよ。前戦でのピット内危険走行といい、この日のホームストレートエンドでの際どいプレイといい、あんたにゃ失望させられ続きだったからな。

5月11日(火)
 朝、買ってきたラジオでクラシックを聴こうと思ったら鳴らない。ラジオじゃなくて自作のアンプの電源が入らない。また電池切れかと思って充電したての電池に代えたら嫌な臭い。電池ホルダからアンプに向かうコードがショートしてた。ビニルケーブルが見る見る焼け焦げ縮れていく。慌てて電池を引っこ抜いた。
 最近の充電池の威力はすさまじい。数年前に電池ホルダのプラスマイナスを間違えてショートさせてしまった時はシューシューと電池の中が沸騰し熱くて触れないほどだった。事故が目の前で起きたのが幸いだった。自作には危険が伴うことを改めて知らされた。

5月12日(水)
 父の釣りについていった。帰りに「ハードオフ」に立ち寄った。それが私の目的。
 買ってきたのはFMチューナーとキーボード。ジャンク品なので動くかどうかはわからないけど。動けばもう一度DTMに挑戦してみるかな。

5月13日(木)
 犬が我が家に来てからオーディオいじりを封印していた。ハンダが室内に飛び散り、犬の健康に影響するのを恐れたのだ。
 しかし久しぶりにハンダごてを握った。壊れたアンプを直すため。
 ハンダづけは得意ではない。好きでもない。けれど久しぶりに無心になれた。集中できた。そして修理がうまくいった時はやはり嬉しい。
 ハンダごてでやりたい事はいっぱいある。夏になる前にちょっくら本気を出すとするか。
 来週、久しぶりに日本橋に行く予定なので、それまでに必要なものをリストアップしておこう。

5月14日(金)
 朝日新聞の夕刊で数日に渡り初音ミクの記事が載っていた。興味を持って読んだが自分の知る以上の事は書いてなかった。と同時に、これほど噛み砕いた記事でもミクを知らない人には理解できないとも思った。ミクを知るには100の言葉でも足りない。
 私はミクが大好きだ。そして一般の人にもっと理解してほしい。それにはもう一押しが必要だ。願わくば紅白歌合戦にミクが出れば。

 ミクの新バージョン「Append」が出たね。開発者watさんの発想の柔軟さにはいつも敬服する。ただ、ほしいけど私は買わない。買っても仕方ない。素のミクさえ使いこなせないのだから。
 いや、本当に使いこなせないのはミクではない。それ以外の楽器の打ち込みだ。
 私が本当にほしいのはミクの改良版ではない。打ち込みの敷居の高さをなんとかしてほしいのだ。それをクリプトン社だけに求めるのは酷だしその必要もないだろう。ビジネスチャンスが転がってるのだから、DTM他社は指をくわえて見てないでそこんとこを頑張ってほしい。

5月15日(土)
 モナコほど予選の順位が大事なコースはないだろう。
 そのモナコでポールポジションを取る。それは真に才能のあるドライバーの証だと思う。
 まさかウェーバー、あんたが栄光のポールを取るとは思ってなかった。ファンの自分でさえ見くびっていた。君は今年、大きな仕事をしでかすかもしれない。
 そしてフロントローのクビサ。あんたの予選の走りに震えが走った。絶対来ると思ってた。非力なマシンというハンディを背負った今年、ここでやるしかないのだから。
 もう一人来るはずの男、アロンソは残念ながらクラッシュで予選最下位に沈んだ。もう少し上まで来ると思ったシューマッハー共々、頑張れ。

 予選の走りだけで久々にわくわくした。明日もわくわくを楽しみに待つとしよう。

5月16日(日)
 今、見終えました。まずは…
 おめでとう、ウェーバー!
 彼がこの1勝でひと回り大きなドライバーになるのは間違いない。なんてったって、モナコの1勝だから。
 クビサ、ベッテル、よく頑張った。そして今日の殊勲賞は間違いなくアロンソ。前半を大いに盛り上げまくってくれました。
 逆に後味悪かったのが、コースにステアリングを投げたバリチェロ、無理な追い越しでクラッシュしたトゥルーリ、そしてまさかのシューマッハー。三人とも好きなドライバーなのに、大いに株を下げてしまった。特にシューマッハーは目の前の数点と引き換えに多くの物を失ったと思う。 

 ともあれこの一戦は今年のチャンピオンシップの流れを決定的に変えた。ウェーバーも以前から数字上ではチャンピオンを狙えても、そこに重みや現実味はなかった。しかし今日からは名実共に彼がチャンピオン争いの堂々たる一員となったのだ。今年のF1、私にとってはますます楽しくなる。

5月21日(金)
 久しぶりの日本橋で久しぶりに日本橋らしい買い物をした。

ハンダごて・替えこて先 \220-
ハンダごて・替えニクロムヒータ \220-
はんだ吸収線 \189-
RCA端子*4 \720-
DCジャック6.3径 \85-
ヘンな端子 \140-
テスター用コード \320-
同軸用Fコネクタ*2 \260-
同軸5C用コネクタ*2 \200-
エネループ単四*3 \945-
同・ソニーの類似品 \250-
単四->単三変換キャップ \120-
USBでケータイのメモリを読み込む \200-
\3,869-


 時間に余裕があったので、いつもの電車ではなく阪堺線を使った。

・駅の存在感限りなくゼロに近い
・改札ない
・切符ない
・基本的に整理券もなし(料金体系が単純)
・電車ボロい
・警笛は足のペダルみたいなので鳴らす
・スピードメーターは60Km/hまで
・すでに時速50キロで恐ろしく横揺れ
・電車前面に風通しの穴が。雨の日は運転手濡れる。ぜったい。
・専用の信号がないところは車の信号に従う
・ただしわずかにフライング発進(!)
・ホームのない駅もある(バス停並)
・路面のくせに完全複線
・しかも路線の相当部分が用地買収の苦労のかけらもみえない直線番長ぶり(都会の一等地なのに)

 などなど斬新な体験の連続。信号で散歩の犬が通るのを目の当たりにしてしまった。犬より優先度の低い電車…
 これに比べると江ノ電のほうがよほど鉄道然としている。
 そしてワンマンカーはみんなそうだがとにかく運転手がかっこいい。安全運行はもちろん定期の販売から車椅子の乗客の手助けまで目を行き届かせ、なおかつダイヤを守るのだからさぞ大変。さすがに駆け込み乗車しようと手を振る客は見て見ぬふりしてたが。鎌倉のような小都市(田舎という意味じゃない)ならともかく都会で個人のエゴにつきあうわけにはいかない。
 いろんな意味で江ノ電よりもっと大変な苦労をしつつなんとか運行を続けているのだろうと思った。ある意味21世紀に残る矛盾だらけの奇跡だと思う。ほのぼの気分を味わえるのでたまに乗るにはいいが、通勤で乗りたくはないなあ。

5月22日(土)
 せっかく買ってきたはんだごての交換部品だが、それに替えてもなおはんだごてが不調。というか何分待ってもはんだの溶ける温度にならない。
 ただでさえ気の短いところにもってきてただでさえはんだづけが下手なのにこんなこてを使っていては精神衛生上全くよろしくないので、近所のDIY屋に行ってきた。店にある一番高いやつを乏しい予算を無視して買ってきた。
 ああ、今までの苦労が嘘みたいだ。今まで自分ははんだづけが下手だと思っていたがそれは気のせいだった… とおこがましい発言をしたくなるほど使い勝手がいい。
 生まれてはじめて、はんだづけを好きになれそうだ。よ〜し、じゃんじゃん作るぞぉ!

5月23日(日)
 10日ほど前にジャンク屋でキーボードを買った。アダプターがなかったので動くかどうかはわからないが、「これは値打ちものだ」とピピンと来たのだ。
 専用のACアダプターをネットで注文し、それが今日届いた。見事に動作した。
 残念ながらモジュレーション(ジョイスティックみたいなの)が壊れてる。みた感じ修理は可能っぽいが。
 あとはスイッチのノブが2つ3つ取れてる程度で動作に支障はない。なによりキーのタッチ感がしっかりしているのがいい。予想外のことにタッチの強弱も感知してくれる。やはり私の勘は正しかった。嬉しくてほぼ10年ぶりにバイエルを取り出して練習してみた。

5月24日(月)
 久しぶりのキーボードが楽しくて今日もバイエルをちょこっと練習。たかがバイエルだが。
 我ながら驚いたことに指がまだ覚えてる。慣れてくると目をつぶってもそれなりに弾ける。たいしたものだ、人間ってのは。

5月28日(金)
 修理したチューナーをアンプにつないだ。アンプにボリュームがなくケーブルも届かなかったので、間にプリアンプ代わりの「EMU 0404USB」を入れた。
 低音も高音もない見事なカマボコ音が飛び出してきた。何の感動もない音。チューナーが安物だからかアンプがしょぼいのか。
 プリアンプ代わりをとっぱらって強引に直結すると美しいHiFi音に巡りあえた。強烈な音楽と共に。脳天を丸太でブン殴られるような歌声と共に。
 食い入るように、FMから流れるその歌に身をゆだねていた。
 中川あゆみ「事実〜12歳で私が決めたコト〜」
 この曲に、このアーティストに巡りあえただけでも、チューナーいじりの甲斐があった。

 にしても「EMU 0404USB」は使えんな。パッシブプリアンプのひとつも自作するとしようか。

5月29日(土)
 よく、雑誌の連載形式で売られてる商品があるよね。ディアゴスチーニみたいな。あれのクラシックCD版を買ってきた。
 2枚組CDの1枚目は交響曲40&41、アーノンクール/コンセルトヘボウ管。
 2枚目はピアノ協奏曲20&21、ピアノ&指揮アンデルジェフスキ/スコットランド室内管/シンフォニア・ヴァルソヴィア。
 お目当てはアンデルジェフスキだ。

 普段はこういう商品は買わない。選曲がありきたりなうえ演奏者が好みじゃなかったり、ひどい物では演奏者がわからなかったりする。
 今回買ったのは演奏者が明記されているから。
 そういう商品のほうが信頼できる気がする。

5月30日(日)
 珍しくTVでサッカーを見た。全然サッカーのことは知らないのだが日本とイングランドでは格が違うくらいはわかる。善戦できてよかったね。なんか闘莉王とキーパーばかり目立ってたような気はするけど。

 問題はF1だ。
 F1には毎年、チャンピオンになるべき人がいる。星が巡ってくるのだ。今年はベッテルとウェーバーにその星が巡っている。このどちらかがチャンピオンになるべきだと思うし、そういう意味で今年一番応援してる。なのにチームメイトの両者が接触なんて。
 事は単に1戦分のポイントを失ったということにとどまらない。両者の確執が埋めがたいものになる可能性が高いということだ。戦うのは大いに結構だがフェアに願いたい。かつてのセナプロのような泥仕合などみたくない。
 チームメイト同士の戦いという点では同じでも、この日のマクラーレンの二人は見てて気持ちよかった。いつもやりすぎのハミルトンも、まあなんとかギリギリ「クリーン」といえる極限のバトルを演じた。それにしてもF1ドライバーの危機回避能力はいつ見ても素晴らしい。オープニングの数週だけで幾度となく彼らのテクニックにため息が出た。ドライバーのポテンシャルを存分に引き出すこのトルコのコースも素晴らしい。
 それだけにレッドブルの二人のラフプレイは残念でならない。


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