USBオーディオキット編


 最近うちのCDプレーヤーが絶不調です。ジャンク品を修理して使ってるんだけど、寒さでゴムが劣化してるせいか読み込みを拒否し続けてます。再修理や買い換えも考えたのですが…

 これからはPCがメインオーディオでいいんじゃないか?
もう21世紀だし

USBオーディオ製作

 というわけで少々無謀ですが、PCメインオーディオ化計画を実行にうつします。
 元がしょぼいので躊躇する必要はありません。


 そのためには音の入り口であるPCサウンドデバイスの質を底上げしなくてはなりません。
 PCでオーディオ扱うならUSBしかないだろうと思ってますが、現在使ってるのはこれ。

 見ての通りの安物です。
 最低でも電源はPCからの供給(バスパワード)ではなくセルフパワードにしたい。セルフパワー化すればPCのノイズからは開放されそうです。
 しかし元々の音の悪さはどうしようもない。
 サウンドブラスターのUSB接続のものを買ってきて小改造しようかとも考えました。
 が、我が家においてセルフパワー化とはすなわち電池駆動化。そのためにはとにかく消費電力を抑えたい。

 USBハブの付いた上記USBオーディオや、高機能エフェクトのついたサウンドブラスターでは厳しいです。
 音を出す以外の機能は全て省きたいのです。
 そんな私にぴったりのモノがありました。


「PCM2704」というUSBオーディオキット。
出力は2チャンネルのみというシンプルなキットです。
日本橋で見つからなかったのでネットで購入。
一番難しいICのハンダ付けがされた状態で送られてくるのでハンダ下手な自分でも安心。

これで送料込み4000円はちょっと高いけど、
USBオーディオが自作できるのはそれだけで魅力です。

前半戦(DAC部)終了の図。
部品はオーディオ用に換装を考えてましたが、
結局は電源まわりをOSコンにしただけ。
OSコンだけではつまらんので右側のパスコンはMUSEにしました。
ただのきまぐれです。

バッファ用のオペアンプは省略しました。
DACの出力は簡単なローパスフィルタを通しただけです。
あと、当然セルフパワー化。そのためのキット購入ですから。


 単3電池×4で動かします。微妙に電圧が高すぎるのでダイオード(SBD)を1本かませました。
 ところが動作確認したところ、音が出ません。というかLEDさえ光ってません。

 ダイオードの向きが逆でした(アホ)。

 こんな自分にたとえキットといえど組む資格はあるのかと大いに疑問を抱きつつも、極性直して再起動。
 無事正常動作です。常用のアンプにつないでみました。
 音は以前のものよりいいです。セルフパワーだから当たり前です。ちょっとハイ上がり気味に聞こえますが、予想通りクリアな音です。
 バッファを省略したせいか心持ち線の細い音にも思えますが、今は気にしない。
 デジタルアンプのPAM8202につないで再度試聴。バッファを通さないぶんゲインが低いので、あえてボリュームはつけてません(手抜きともいう)。
 音量調節はPC上でやってますが、特に音が割れることもなく快適に聴けます。


そしてまたD級アンプ製作(バイアンプ化)

 しかしこんなおもちゃ同然のアンプをメインに使おうというのですから当然、問題点噴出です。

・チャンネルセパレーションが悪い
 試しに左だけ、右だけから音を出してみたら逆側のスピーカからも音が出てます。主に40Hz以下の低周波です。ICのスペックを見る限り特性は悪くないので実装に問題があるみたい。コイルとかから漏れちゃってるのでしょうか。

・パワー足りない
 クラシック、特にオーケストラだと時折クリップしたようなイヤなノイズが出ます。明らかなパワー不足です。
 クラシックって、それほど大音量にきこえない時でも思っきり低音放出してるのか、J−POPなど比較にならんくらいアンプに厳しいです。それに応えて改造していくのですがなかなかクラシックはうまく鳴らずその他のジャンルの曲ばかりがますますいい音で鳴りやがるのが皮肉です。
 ともあれパワーがありません。クリップ時にLEDが暗くなるので電圧が落ちているとわかります。ICより先に電池がへばってるみたいです。


 このふたつの問題を一気に解決するべく、同じアンプ(PAM8202)をもうひとつ買ってきました。左右のスピーカーを別々のアンプで鳴らすことでアンプの負担を減らします。
 その際、スピーカーが2WAYなのでステレオアンプ本来の左/右チャンネルをウーファー(低音担当)/トゥィーター(高音担当)に振り分けて使いました。つまりバイアンプ化です。
 というわけでやってみました。写真がないのが残念ですが。
 ちなみになぜ写真がないかというとデジカメで使う電池をアンプにまわしたからです。
 USBオーディオに4本、アンプに3本+3本、あわせて10本の単3を使用。それだけの値打ちがある音になったでしょうか?
 ええ、なったと思います。少なくともチャンネルセパレーションに関しては。おかげで解像度の恐ろしくよいシステムになりました。チャンネルセパレーションの改善がこれほど効果的とは、やった本人もびっくりです。
 パワー不足も解消されました。パワーが2倍になるというよりは、電池の負担が半分になることでようやくアンプ本来の出力がでるようになったという感じですが。ともあれふたつの懸案は解消されました。アンプが1500円+1500円、USBオーディオが4000円の出費ですが費用対効果は良好です。きびきびした音です。生真面目すぎても少し潤いが欲しいですが、値段なりに頑張っているといえます。

 贅沢な高級システムとされているバイアンプですが、私は貧弱なシステムこそバイアンプが有効だと思います。100Wのシステムが200Wになるより、1Wのシステムが2Wになるほうが効果的でしょ? 1500円の追加投資でバイアンプ化できるなんて楽しいじゃないですか。ガンダムカードビルダーたった6クレ分ですよ!?


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