−またまたレトロPC編−


引っ越しの荷物を紐解く間もなく工房と化した我が居室

 諸事情のため実家に戻ってきました。しばらくはおとなしくしているつもりだったのですが、
「インターネットがやりたい」
 戻ってきた早々、親が嬉しいことを言ってくれるじゃないですか!
 というわけで急遽、自作PC野郎に先祖返りです。腕によりをかけて、作りますですよお!


これが急造一号の雄姿(?)です。
富士通プリシェ。8000円で買ったジャンクです。
一見、全くのノーマルに見えるのですが…
驚愕の後ろ姿。
引っ越しの際に壊れたらしく、起動さえしなかったので、マザーボードとHDDを交換しました。
交換といっても枠ごととっぱらってガムテープではっつけてるだけ。
電源もAT電源からATX(正確にはSFX)電源に換装しています。
液晶は専用のビデオカード(PCI接続)に直結されていて、電力もPCIスロット経由で供給されます。消費電力は非常に少なくマザーボードにも電源にもやさしい液晶ですが、いまさらDSTNとは、とほほ…

ちなみにスペックは
M/B EP−MVP4F
CPU K6-2/300 メモリ 128MB HDD 20GB

話にならないお粗末性能ながら、これでもオリジナルのプリシェより早いんです。
(なにせオリジナルのマザーボードはセカンドキャッシュがない!)。
 HDDが7200回転なので意外と使えます。見栄えを気にしなければ。


 信じがたいことですが、このマシンで一週間ほど家族でネットしてました。自分でも驚いたのですが、この程度の性能でもちゃんとワクチンを入れた状態でまがりなりにも快適にネットができました。
 が、これではさすがに来客が来た時いいわけできません。何より自作派のプライドが許しません。幸い、友人が中古のディスプレイを譲ってくれました。手持ちの部品であと一台くらいは作れそうなので、新たな作品の構想を練ります。スペック、大きさ、レイアウト… 自作派って、意外に作る前が楽しいんです。でも実際のところはドライバー握ってみないとどうなるかわからないんですが。それもまた至福。

 よし、今日は天気もいいので、いよいよ一台組むとしよう!


材料:
 マザーボード … 1切れ
 CPU      … 1個
 電源      … 1個
 HDD      … 1個
 メモリ     … 1ふり
 FD      … 1個
 CD−ROMドライブ … 1ばい
 ケーブル … 適量
 ネジ … ひとつまみ
 ケース … 一竿
マザーボードはTX810EU。今どき珍しいATマザーです。
(ATX電源も使えます)
コネクタ類が全部外付けなので一見こういう自作には向いてるように見えますが、実は余計な手間がかかり面倒です。
単にまともなマザーがこれしかなかったのです。

CPUはセレロン1.0AG。
私、このコア大好きです。
今どきのCPUに比べて低消費電力/低発熱。
性能も十分だし、
それに絶対コア欠けしそうにないですから。
試しに主要パーツを箱詰めしてみます。
サイズの関係でしわ寄せをくらったのがCD−ROMドライブ。
やむなく虎の子のスリムCD−ROMをおごりました。
これでなんとかギリギリおさまりそうです。
今回ケースの高さがないので電源のファンがはみ出ます。
そんな時もあわてず騒がず、
「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」
とうそぶきながらジュワジュワ〜ッとやっちゃいましょう。
うそぶかなくても別に作業に差し支えないですが。
こういうシュミを続けてると工具も自然と揃ってきますね。
ジャンク屋で買ったゴミ同然のパーツも、
こういう時は役立ちます。
今回はスイッチとマザーボードをつなげる結線に使いました。

ただ、マザーボードのマニュアルをなくしてしまって。電源スイッチの取り付け場所は分かったのですが、リセットスイッチの方は、
「これかな?」 バチッ! 「うおっ!?」
てな感じで結局わかりませんでした。
あいかわらずタイトロープな自作具合です。

あまりにサイズがギリギリなので、問題点噴出です。
スリムCD−ROMの電源コードが、
HDDと干渉してぎりぎりおさまりません。

電源延長コードがたまたまあったので、
やむなく秘技・岩山両斬破。
12Vを使わないドライブだからできたキワい技。

いっけん綺麗に仕上がってますが、
実はこのままでは電源コードは上から差す形。かっこわる!
放熱の点でもCPUの熱を有効に吸収してくれません。

やむなく電源をバラして背面に電源コードを移設。
下部の装甲も外してCPUの熱を吸い上げるようにしました。
少なくとも、そうなってくれればいいなあ、と。
親が使うマシンでこんな危険な事したくなかったですが。

まだまだあります。LANボードが予想よりタッパがあって、フロッピードライブと干渉する事が判明。

FDDはカバーを外して裏向けにセッティングして、
さらに接触部分をヤスリで削りとったぞ。
なにが私をここまで駆り立てるのか。

他にもいろいろあったけど、なんとか完成!
のんびり作って3日ほどかかりました。

最後に電源を入れる時は緊張します。
BGMを消して五感を総動員して有事に備えます。
その緊張感がまた快感なのです。
今回は無事、起動!

見栄えは悪いです。特に色使いが。
実は以前作ったケースを使い回してます。
実家のほうでこういうケース売ってないので。
買いだめしときゃよかった。

 どうですか!? 今回はあえて画像をたくさん使って自作を実感してもらいました。
 大変ですね。好きじゃないとこんなことできません。
 その後、電磁波対策として鉛シートを両面に封入して、晴れて家族のネット端末としてデビューしました。
 電源がショートしてブレーカーが落ちないことを祈ります。
 性能自体は予想通り、必要にして十分なのだけど、CPU温度は現時点ですでに50度を越えてるのが心配。夏までには対策を講じないと、です。
 ともあれこれくらいやり込むと「ああ、作ったなあ」って感じです。では今日はこのへんで。


その後…

 発熱がやはり馬鹿にならなかったので06年1月、友人のところから里帰りしたPen3-600Eに換装。
 それでも40度は楽に超えます。C3がほしい!


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