「三人の姫さま」
(8)


 立ちはだかる義経と弁慶を前にして、コメットはけなげにも立ち向かう。
 片手にはバトンを、もう片方の手にラバボーを抱きしめて。

「姫さま無茶だボ。あんな連中にかないっこないボ」
「大丈夫。星力が… あんまりないけど」
「ママに連絡だボ」
「だめ、さやかママを巻き込んじゃ」
「何をごちゃごちゃ言っておるか!」

 弁慶に一喝され二人はビクンと縮こまる。

「かかって来んのか? ではこちらから参るぞ」

 太刀を振りかざした義経がジリッとにじりよる。
 コメットとラバボーは思わず目を閉じる。

「おじさま。刀をおさめて」

 その時、禀とした声が響いた。
 コメットをかばい両手を広げて、大姫が義経の前に立ちふさがる。

「源九郎義経ほどの武士が刀で女性を脅すなど、恥ずかしく思わないのですか」
「お下がりください。こんな事で万が一、姫にお怪我があっては」
「元より、この世にない身です」

 義経主従を前にして大姫は身じろぎひとつしない。

「この方は、コメットさんは違います。地上の事に関わるなと、今しがたおじさまがおっしゃったではありませんか」

 かつて見たことのない大姫の毅然とした表情に、義経、弁慶さえもたじろいだ。

「だからコメットさんを… 私の友達を傷つけないで」

 コメットが見た大姫の横顔は、紛れもなく王女の威厳をたたえていた。

「はっはっはっ!」

 弁慶があたりの空気を震わせるような声を張り上げた。

「あっぱれ、さすがは鎌倉殿の御息女。お気の強さはお父上譲りか」
「いや、気丈なのは母君に似たのかもしれんな」

 義経も苦笑し、刀をおさめるしかなかった。
 大姫はホッと息をつき、コメットを振り向いた。

「よかった…」

 そう言って微笑むと、大姫はフッ、と目を閉じ倒れこんだ。

「大姫さん!」

 駆け寄るコメットよりも早く、義経が大姫の身体を軽々と抱き抱えた。





 ――また、床に臥せっていた。
 いつもの病だ。
 苦しいけれど、病は私の友達のようなもの。
 だって、いつか私を導いてくれるから。思い人のところへ。
 けれどいったい、いつになれば会えるんだろう。
 あとどれだけ、苦しい思いをすれば済むのだろう。

「よう」

 唐突に、声が聞こえた。懐かしい声が。
 いつものようにぶっきらぼうで、けれど優しい響きのあの声が。
 あの方を思うあまり、空耳が聞こえたのだろうか。
 それはまるで耳元で囁かれたようにはっきりと聞こえて、私はゆっくりと声のほうを振り向いた。

「よう」

 あまりの事に目を見開いた。
 瞬きひとつできなかった。時が止まったように。
 枕元に、あの方が座っていた。
 はにかんだ、少し照れたような表情で、私にしか気づかない微笑みを投げかけて。

「義高さま…」

 逢いたかった。やっと逢えた。
 もう声にならない。やっと逢えたのに、笑顔を返すことさえも。

「涙を拭けよ。泣き虫大姫」

 そう言って、義高さまは私の顔を覗き込む。

「悪いな。今の俺には、お前の涙、拭いてやれないんだ」

 「はい」とも「いいえ」とも言わず、私はただ義高さまを見つめていた。
 義高さま。なんでそんな寂しげな目をするの。
 まるであの幼い日、最後のお別れをした時のように。
 そしてようやく気づいた。

「迎えに… 来てくれたのね」

 義高さまはいつものように茶化すような事もせず、私を見つめ小さく頷いた。

「怖いか?」

 今度は私が、黙って小さく首を振る。

「手、出しな。握っといてやるから」

 言ってから、義高さまは苦笑いする。

「っても、本当にはお前の事、触れないんだけどな」

 ああ。いつもの義高さまの顔だ。

「もうね、手が動かせないの」
「そうか」
「いいの。義高さまがいてくれるだけで」

 ようやく願いは叶ったんだもの。

「連れて行ってくれる?」
「いいのか」

 もちろん。思い残す事なんてない。
 …いいえ、たったひとつだけ。

「どうした?」

 心配そうに顔を覗き込む義高さまに、私は笑ってそっと首を振った。
 もう一度。逢いたかったな、静さんに――





 遊歩道沿いの簡素な休憩所。
 ベンチに寝かされた大姫にコメットが付き添う。

「天上で平穏な日を送っていた身には、地上でのあれこれは刺激が強すぎたのであろう」

 傍らに立つ義経が、コメットを安心させるように言う。
 コメットは頷き、大姫の寝顔を見てつぶやく。

「夢でも見てるのかな…」

 だって大姫さんの寝顔、どこか嬉しそう。
 なのに、なんで泣いてるんだろ。
 コメットが大姫の涙を拭ってあげていると、

「九郎様。九郎様ではありませんか」

 不意に義経の名を呼ぶ者の声がした。
 山道をこちらに向かってくる人影は、元服をすませたばかりという身なりの少年。
 その少年をひとめ見て、コメットとラバボーが目を丸くする。

「ケースケ!?」
「なんでケースケがここにいるんだボ?」

 少年はきょとんとした顔で言った。

「誰だよケースケって… ていうか、お前なんで俺の事が見えるんだよ」

 少年は義経を向き、コメットを指さして尋ねた。

「九郎様。何なんですか、こいつ」

 義経は困り顔で言った。

「義高殿には何から話してよいやら…」
「よしたか? あなたが義高さんなの!?」
「全然イメージと違うボ」
「うっせえな、それどころじゃ… ん、大姫!?」

 義高は大姫に気づいて駆け寄った。

「大姫!」

 その声に、大姫がうっすらと目を開けた。

「気がついたか」
「義高さま…」

 大姫が満面の笑みを浮かべる。

「義高さま!」

 両手を差し伸べ義高に抱きつく大姫。が、その手はむなしく空をつかむ。
 よろける大姫を、コメットとラバボーと義経と弁慶は四人がかりで受け止めた。

「何寝ぼけてんだよ、バーカ」
「ふふふ…」

 大姫と義高は目と目を見つめ、微笑み合う。

(よかった)

 コメットはそんな二人をいとおしく、そしてほんのちょっとだけ羨ましく思った。




「義高殿は木曾の実家に行かれていたと聞いたが」
「里帰りしてたんですが、なんかこいつの声が聞こえて」

 そう言って義高は、自分より背の高い大姫を見上げた。

「まあ、心配するほどでもなかったみたいだな」

 義高は大姫の目を見て言った。

「じゃ、ぼちぼち帰るか」
「え」
「俺たち、いつまでも地上にいちゃいけないだろ」
「……」

 大姫は悲しげにコメットを見つめ、そして訴えるような目で義経を見た。

「おじさま」

 これが最後のチャンスと祈るような思いで、大姫はコメットから預かった巻き貝を義経に手渡した。

「おじさま、これを」
「これは?」
「おじさまなら、きっと聞こえるわ。静さんの声が」
「静の!?」

 コメットも頷いて言った。

「静さんの、今の声が聞こえるはずです。静さんの事を強く思えば」

 コメットの説明通りに義経は耳をあて、目を閉じて聞き入った。

「どう? おじさま」

 義経はおもむろに顔を上げてつぶやいた。

「…歌が、聞こえる」
「どんな歌?」

 義経の口許が、静の歌をなぞっていく。

「〜よしのやま みねの白雪 ふみわけて…」
「…入りにし人の あとぞ恋しき〜」

 下の句を大姫が継ぎ、義経を見つめる。

「静さんは、今でもおじさまの事を…」

 義経は頷き、じっと山々を見つめた。

「…姫」

 そして義経は大姫を振り返り、優しい表情で言った。

「行きましょう。静を探しに」

 大姫の表情がパッと明るくなった。もちろんコメットも。

「おじさま!」

 義経が笑顔を見せる。

「兄上には、後でたっぷりと怒られるとしましょう」

 大姫は感謝の表情で頷いた。

「え〜と… 何がどうなってんだ」
「いいからいいから」

 ちんぷんかんぷんな義高をコメットがなだめる。

「お前、なんでそんな馴れ馴れしいんだ? 俺はこう見えても源義仲が嫡男…」
「はいはい。わかったから、じっとしてて」

 コメットはすすっとバトンを取り出した。

「エトワール☆」
「わっ、何だこれ!?」

 ポワポワポワン、と義高の身体が煙に包まれる。

「わ、姫さま。またやっちゃったのかボ?」
「だってケースケ… じゃない、義高さんだけ仲間はずれじゃかわいそうでしょ」

 ようやく我に返った義高は自分の身体の変化に気づいた。

「お前、何勝手な事してんだ」

 そんな義高の手を、すかさず大姫が握る。

「ま、まあいいけどよ」

 頬を染めた義高はコメットにそっぽを向いてうそぶいた。

「姫さま。こっちはよくありません」

 カゲビトが悲鳴をあげる。

「これだけの人数の影など、とても一人では作れませんぞ」
「あ、まだ頑張ってくれてたの? もういいよ、誰も気にしてないみたいだから」
「そ、そんな…」

 そしてコメットと大姫は、義経に笑顔で言った。

「じゃあみんなで」
「静さんを探しに行きましょ」




 貝を道案内に、一行は静を探して山道を歩く。
 義経、弁慶を先頭に、仲良く手をつないだ大姫と義高が後に続いて。

「お前一人で退屈してるのかと思ってたけど」
「ううん、とっても楽しかった」
「みたいだな」
「お友達のおかげよ」
「後ろの変な奴か。そのへんてこな服もあいつが作ったのか?」

 義高に服をからかわれ、大姫は頬をふくらませる。

「これ、とても歩きやすいのよ」

 そんな義高と大姫を後ろから眺めて、コメットはラバボーに尋ねる。

「義高さんに大姫さんの声が聞こえたの、あの貝のせいかな」
「かもしれないボ。それにしてもあの二人、背丈も年齢も釣り合ってないボ」
「そうかな? わたしは見慣れてるけど」
「…なるほどだボ」

 ラバボーは星国の王様と王妃を思い出して納得した。

「義高さんってケースケにそっくりだけど、大姫さんには優しいね」
「それは誰かさんと違って、大姫さんが自分の気持ちに素直だからだボ」
「それってどういう事?」
「わかってるくせに」
「だって」
「ほ〜ら」

 そんなコメットたちを大姫が振り返り、もう片方の手を差し出して微笑む。

「コメットさん」
「うん」

 コメットは大姫と手をつなぎ、義高と三人で並んで歩く。
 コメットと大姫はにこにこと、義高はぶっきらぼうに。

「見つかるといいね、静さん」
「見つかるわよ」

 二人の姫さまの話に、先頭を歩く義経も頷く。
 道は相変わらず険しく、山歩きに不慣れな大姫を阻む。けれど、ひとつかみの土くれ、一枚の落ち葉、ひとしずくの露もひとひらの花びらも…
 何もかもが大姫にはいとおしかった。何より、握ったその手のあたたかさが。
 もう少し… ううん、ずっとこうして、この人たちと歩いていられたらいいのに…




 一行がたどり着いたのは、山深い末寺だった。
 閂をギシギシと抜いて、弁慶と義経が荒れ果てた境内に入る。

「静殿」
「静」

 草ぼうぼうの敷地で静を呼ぶ声にこたえるのは、ただ鳥のさえずりだけ。

「本当に、ここなのですか」

 不安な表情で大姫が尋ねる。
 義経が先ほどの巻き貝を取り出し耳にあてるが、声も歌ももう聞こえない。
 境内に立ち尽くす義経がつぶやく。

「静が今も天上に来ないのは、もう私に会いたくないからではないか… そう思っていた。だが先ほどの歌は紛れもない、私を思って歌った歌」

 義経はそう言って無念そうに視線を落とした。

「なのに、なぜだ」

 大姫も手を合わせ、祈るように声をあげた。

「静さん。あなたにもう一度会いに来ました。どうか姿を見せてください」

 返事はない。門の扉がキイキイと不愉快な音をたてるだけだ。
 コメットとラバボーは顔を見合わせた。

「姫さま。こういう時こそ」
「うん、星力。でもね」

 コメットは星力が空っぽのバトンを見せた。

「だからラバボー、お願い」

 もちろん、とラバボーは頷く。

「大姫さん。わたし、ちょっと出かけてくる」
「えっ」
「すぐ戻るから」

 言うが早いか、

「行くよ、ラバボー」

 えいっ、とラバボーを放り投げ、

「ジャンプ〜ッ! 」

 コメットを乗せたラバボーはグングンと天高く昇っていく。
 一同はあっけにとられてその様子を眺める。

「コメットさん…」
「なんか、面白い奴だな。あいつ」




 鳥を追い抜き、雲を突き抜けて。
 ラバボーが連れて来てくれた上空には一面の星空が広がり、眼下には雲の合間から元来た町が一望できた。
 うん、と頷き、コメットは手にしたバトンを高々と掲げた。

「星の子たち、わたしに力をください。みんなが持ってる力をひとつの輝きにして」

 コメットの呼びかけにこたえて星たちは瞬き、惜しみなく星の力を与える。

「今日の星たち、生き生きしてるボ」
「うん、なんかすごい。力を感じる」

 あっという間にバトンの星力は溢れんばかりに満ちみちる。

「いくよ」

 コメットは胸に手をあてる。

(静さん、どうか姿を現して)

 そしてコメットは心をこめて呪文を唱えた。

「幾千億の星の子たち。キラ星の輝きを、そしてあまたの力を、どうかわたしの星力にかえて…」

 コメットのバトンが、大姫たちの佇む寺に向けられる。

「エトワール☆」

 そしてピンク色をした星力が町に向かって放たれ…

「あれ… あれあれ!?」
「なんかおかしいボ! 」

 星力はコメットの予想を越えて広がり、町全体を覆った。

「なんでだろ」

 コメットはバトンの先を見つめて不思議がる。

「あれだけあった星力、一瞬で使いきったのかボ!?」
「そんなつもりじゃなかったんだけど…」
「とにかく、見に行ってみるボ」
「うん、そうだね」

 ラバボーはいつにも増して急降下。雲を突き破っていく。

「ん、なんだろ。こんな時に」

 着信音に気づいてコメットはティンクルホンをとる。

『姫さま、何をやっとるんですか』
「あ、ヒゲノシタ。悪いけど今それどころじゃ…」
『それはこっちのセリフですぞ。星国では一時的に星力の供給がストップして大騒ぎ』
「そうなんだ。それであんなことに」
『いったいあれだけの星力、何に使ったのです?』
「え〜と、今たてこんでるから、話は後でね」

 電話を切ろうとするコメットに、電話越しの悲鳴が聞こえる。

『ひ〜めさまぁ!  何という事を!?』
「なに?」
『今入ってきた報告では… 姫さまのいる町で、死んだはずの者が次々生き返ってると』
「うん」
『うん、ではありませぬ!』
「ごめん。ちょっとだけ待ってて」
『なりませぬ。断じて!』

 コメットはなおも怒鳴り続けるヒゲノシタの電話を切った。

「じいにバレちゃった」
「これは後から徹夜でお説教ものだボ」
「ラバボーは、わたしのこと怒らないの?」
「時には姫さまをお諌めするのがボーの役目だボ。でも今日のはなんか違うボ。星の子たちが喜んでる気がするんだボ」
「わたしもラバボーと同じこと思ってた」
「とにかく今は」
「うん。みんなのところに、急げいそげ!」




 メテオの部屋では、既に異変が起きていた。
 突如、部屋の外からピンク色の光が飛び込んできたのだ。

「キャ〜ッ!」

 光は窓辺に佇んでいた頼朝を直撃した。

「こ、これは… どうしたことだ」

 白い煙に包まれ、そして気がつくと頼朝も実体化していた。

「今しがたのぴんく色の面妖な光。さては…」
「間違いありません。コメットさまのものです」
「まったく! コメットったらいつまでどこまでやらかす気なのよ!」
「九郎も武蔵坊も何をしておるのか… しかし久しく忘れていたこの感触、悪いものではないな」
「とかなんとか言ってあなた、呑気に紅茶なんか飲んでる場合じゃないでしょ。どうするのよったらどうするのよ」

 そんな時、留子が階段を昇ってくる。

「メテオちゃん、電話よ」
「わたくしに?」

 留子の呼ぶ声にメテオは首を傾げる。

(への6号はとっくにヒマをあげたし… いったい誰?)

 メテオは階下の電話を取った。

「わたくしよ」
『おお、その声はカスタネット星国のメテオさま』
「聞いたことない声ね。一見さんはお断りよ」
『そんな殺生な。わしです、ハモニカ星国侍従長の』
「ああ、ユキノシタね。そのたくあんみたいな声、思い出したわ」
『メテオさま。我が姫コメットさまは、あろうことか地球の今は亡き者の命を次々と蘇らせております。どうか我が姫さまをお止めくだされ』
「ふふん」

 メテオは鼻であしらった。

「ハモニカ星国の侍従長ごときに指図されるいわれはないわ。わたくしを誰だと思ってるの」
『無理を承知でのお願いです。頼れるのはもはやあなた様しかおりません。良識あるメテオさまならご理解いただけるかと』
「ほっほっほっ!」

 メテオは勝ち誇ったように言った。

「そんなダメダメプリンセスを育てたお前に責任あるんじゃないの。とにかくわたくしには関係ないことねったら…」

 そこまで言った時、ムークが電話口で「し〜っ」と羽で器用にポーズしているのに気づいた。

「ちょっと作戦タイムよ」

 ヒゲノシタにそう告げると、メテオは受話器を置いた。
 ムークが声を潜めてつぶやく。

「姫さま。どうされるおつもりですか」
「あんなじいさんに言われなくてもコメットは止めるつもりだけど、言われてやるのもシャクなのよったらシャクなのよ」
「姫さま。これは絶好の機会ではないですか」
「どういう事よ…」

 メテオは、はっ、と口をふさいだ。

「そうです。これはヒゲノシタどのに好印象を与える絶好のチャンス」
「そうだわ。あの侍従長さえこちらに取り込めば…」
「はい。さすればボンクラ国王を始めとするハモニカ星国など我らが掌中に落ちたも同然。そして二国の力でもってタンバリン星国を制圧すれば、我が姫メテオさまがトライアングル星雲の頂点に立つ日が来るのです」
「…よく聞こえなかったわ。もう一度言いなさい」
「ですから、侍従長を取り込み二国の力でタンバリン星国を制圧し…」
「その先よ」
「メテオさまがトライアングル星雲の頂点に立つ」
「…そこ、もう一度」
「姫さまがトライアングル星雲の頂点に立つ」
「もう一度」
「トライアングル星雲の頂点に立つ!」
「もう一度!」
「ぬおおおおお〜〜〜っ、頂点に立ぁ〜〜〜つ!!」
「ふふふふ… ほほほほほ…… お〜〜〜っほっほっほっほっ!!」


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